江戸のお金の物語
異世界転生物で金を扱ったものは少ないな
よし新しいシリーズのために調査!★
こんなきっかけから本を色々手に取りました★
そんな中の一冊です
5章構成
本書は序章と5章にて構成されています
序章 江戸時代はお金の時代
- 複雑だった江戸時代のお金
- 町人のお金の稼ぎ方・使い方
- お金に追いまくられる武士
- お金と貿易・お金の改鋳
- 明治になって
このような構成です
中でも気になるトピックスは
- 鼠小僧が小判をばらまいても庶民は使えない
- 金座の主はご落胤
- 将軍に無断で発行された粗悪銀貨
- 一万石大名は金持ちでない
- 利息が利息を呼ぶ世の中
- 江戸時代でもあった銀行倒産
- 踏み倒し常習犯の大名
- 札差は幕臣の金融機関
- マ―ケットの反撃を受けた寛政改革と天保改革
- 金銀流出を止めた元禄改鋳
- 輸入銀貨は貨幣の材料
- 金貨流出を阻止せよ 幕府の抵抗
- 新貨条例 新しい通貨の時代へ
- ほとんど棒引き?大名貸
金貨、銀貨、銭
金貨と銭は
一枚の額面が決まっている計数貨幣、定額貨幣
銀貨は取引の度に計る秤量貨幣
東の金遣い
西の銀遣い
この経済圏の違いを金銀相場で調整
もうこう書いただけで複雑怪奇です
三貨幣制度は複雑だったんです
江戸から明治へ
江戸から明治に切り替わるときに
円の価値の制定
金銀の複本位制そうして明治7年に
銅銭・鉄銭旧貨幣以外の回収をはかり
明治30年に貨幣法で一部廃止
完全廃止は昭和28年までひっぱるのです
明治初期まで話を戻しますが
新政府は大量の大名貸の債務を棒引きにしたりしています
もう大変です
これは話のネタになりそうです