トヨタ関係の本
2冊とも「トヨタ」のことに深く触れています
漫画は読みやすく劇画が少年誌でなく
青年誌向けですがエピソードのかみ砕きは
「こんな感じ」というのが納得できます
しかし主人公が実はトヨタにいなかったけど
精神学んでコンサルタントをやっているんだ!という
とんでもないオチがついています
メタルカラー列伝は
トヨタを含め日本企業の技術工夫満載です
「え?こんな工夫も」という例が
たくさん出ていて日本の企業としての人員の層の厚さ
技術力に呆気にとられます
トヨタ哲学
失敗の項目でも書きましたが★
車の社会的影響度は大きいものです
なので哲学的なことが多分に入ってきます
漫画はわかりやすく紹介しています
- 星取表で到達目標を「視える化」
- 標準作業でムダを徹底排除
- 平準化で多能工目指す
- 前工程は神様、後工程はお客様
- 「5回のなぜ」で徹底究明
- 「1個単位」で考える
- 変化し続けるトヨタ式
このような項目に対し
- 人は歯車でなく知恵をもっている
- データ以上に事実を重視
- 一人でもタクトタイムを達成しないとラインは最適化されない
- 自分の隣の仕事は「お客様」と考える
- ミスを隠せば大きなトラブルになって返ってくる
- 原価は下げるためにある
- 「同じやり方」は「遅れたやり方」
このような感じの回答で各章の表題としています
とことん生産性の総力戦
実はこの本が執筆されたあたり(2010年前後)
トヨタの工場に工場見学行ったことがります
漫画のようにコンサルの方(この方は元社員)の案内で
5Sの現場実践とラインの行灯方式(視えるか)の研修でした
この本の中で紹介されていることを
まさに実践していました
特に行灯方式でいきなりラインが停止して★
人がわらわら集まってみんなで確認していました
どうやらクラウンのオイルパン付近に
組付けの何らかの異常があったようです
そうしてリーダらしき人物がやってきて
聞き取りしていました
やがて話し合い再確認(再組付け?)のうえ工程が再稼働しました
私もリーダをやっていた時期だったので
立ち振る舞いを興味深く見ていました
これが期間雇用の方含め全員でやっているかと思うと
その力は、もの凄いものです
これが世界一の原動力と感じます