人類と感染症 共存の世紀
重いテーマです
カナダの大学名誉教授で
「国境なき獣医師団」創設者
獣医師、疫学者、作家、詩人だそうです
文章は
多分に文学的で情緒を感じる表現になっています
訳者泣かせな原文なのかもしれません
あ、図書館でも既に入っている処が
多いです★
皆さん結構読んでいました
目次が叙情的
イントロは叙情的です
後半は怒涛の情報です
ただし筆者の性格でしょうが
悲壮感はそんなにありません
初版は2007年で2020年に緊急加筆し
出版したそうです
そうCOVID-19のパンデミックを★
経験した後の再発刊なのです
- 感染症対応入門 勝つための戦いではなく敬意と警戒を抱いた対話
- 人獣共通感染症の理解のための新しい枠組
- ペスト 人間、ノミ、ネズミそして社会生態システムの病
- ライム病 マダニが媒介する新興感染症
- アフリカ睡眠病、シャーガス病、リーシュマニア サシバエとキス虫が運ぶ血液寄生虫
- 西部ウマ脳炎
- 西ナイルウイルス 渡り鳥、蚊、水たまり
- 家畜の飼育と渡り鳥
- ニパウイルス、SARS-COV
- 出血熱
- レプトスピラ症とハンタウイルス ネズミの小便かきわけて
- 狂犬病 吸血蝙蝠、パスツール
- ペットと感染症
- Q熱 経路不明の「謎」の疾患
- 白いペストとブルセラ症
- 包虫病 神々の国と犬の寄生虫
- 私たちの中にもいる微生物との対話 等
さすがシリーズでこんなものもだしているだけあります
デイビッド・ウオルトナ=テーブズ 氏やりますね
西ナイルウイルス
蚊が媒介するウイルスとして
発症や年代別の感染爆発が書かれています
いまや北米の風土病化して
病原体の絶滅に苦慮していることが
述べられています
確かに数年に一度
聞くような気がします
どれも際どい戦い
どの病気を見ても
環境的、人為的に
絶滅まで至っていないことばかりです
でも
知恵と工夫でパンデミックを引き起こさずに
過ごしています
この作者は『千夜一夜物語』の翌朝に首が★
はねられるかもしれないしれない姫君の例を出し
工夫し生き延びる方策を工夫すべきと述べています
もう何年かで
正解が出てくるのでしょうが
この最後のくだりは
加筆されたところで光る箇所です