失敗百選
過去数多の色々な経験か★
3つの管理での回避みたいなことを★
書きましたが
そもそも
世間での失敗を学問している方が
いないか調べたらいましたね
「失敗百選」中尾政之 著
これがなかなかでした
工程管理に携わる方は
見ておいて損はないですね
失敗は生きている
筆者が冒頭で書いています
この本では例示により展開されますが
12項目41の切り口と付随する実例(3件以上)
が書かれています
- 材料の破壊
- 構造の倒壊
- 構造の振動
- 想定外の外力
- 想定外の制約
- 火災天災からの逃げ遅れ
- 連鎖反応で拡大
- 冗長系の非作動
- 作業で手を抜く
- 設計で気を抜く
- 個人組織の怠慢
- 悪意の産物
実例 三菱自動車のリアデイファレンシャルギアの破損(2000年)
細かなメカニズムは省きますが
神がかり的なエンジンスタート動作しないと
発生しえない不良で
500人いたら1人という稀な事象です
設計者にバグ予想というのは
酷なもののようです
でも
リコールがわかったらリコールしないと
社会が許さない
結果、三菱自動車はリコール隠しとされ
社会的制裁が加えられてしまうのです
この制裁に関しては本の中での記述は
この事例では記述はありません
ただし本中には
人身事故などに通じるものについて
明確に記載されている例もあります
参考文献が良い
この本で感心したのは
参考文献の記載が良いです
参考文献の
「こことここの記述に関して参考にしています」とか
潔いというか
へーっと思いがよぎります
筆者も書いていますが
失敗の山から共通点を抽出すると
技術と人間の失敗の本質があぶり出される
ということですね
まだまだある失敗百選
既に続編、続々編が出版されています
それぞれ痺れる実例が続きます
で、
自分はどうすべきなのでしょうか?
ISOなど品質マネジメントなど
ツールなのでしょう
それを有効活用し
失敗を繰り返さないような
仕組みと人づくりをしなくてはなりません
こんなのもあるし
日科技連でも
失敗学実践編セミナー | セミナーサイト | 日本科学技術連盟 (juse.or.jp)
失敗学実践編セミナー | セミナーサイト | 日本科学技術連盟 (juse.or.jp)
49500円(一般)であります
奥深いですね
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