ブラックマーケテイング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる
自分の著書で異世界の商売で詐欺まがいな商法や
軍事作業を扱う敵役を出そうとしました★
単純なのは良いのですが
ちょっと手が込むと、自分の勉強不足も手伝って
素っ頓狂です
なので調べようと思い手に取りました
5章+α
序章から「お?」です
- 欲しくて買ったものを使わない不思議
- 大統領と家電の選び方は同じ
- 既存のマーケテイング理論では説明できない現象
ここいらでくすぐられて本編です
- 焦りかき立て判断力を奪う商法にご用心
- ハマりたがる脳を刺激する罠の数々
- 理性を麻痺させ欲しいと思わせる仕掛け
- 五感を使って他者を操る手法とは
- 騙されやすいは遺伝子で決まる
- セロトニンが不足すると焦りや不安が思考力や判断力を奪う
- プロスペクト理論 得より損のほうがインパクトは大きい
- タイムセールス原理 人はできるのにやらなかったことを後悔する
- 不安を煽るマーケテイング 困りごとを作り出すCM
- 救われるのは誰 人を助けている感覚が脳にもたらす作用
- 快楽の仕組み リスクを伴う成果のほうが快感が大きい
- ここでやめたらもったいないの心理 損切をいやがる「もったいない」「みっともない」心理
- 依存の正体 どんな人でも依存リスクある
- 意志の力でやめる難しさ ドーパミンで支配された脳の暴走
- 消費者をハッピーにするドーパミン利用方法 エバンジェリストと企業
- 日本は詐欺大国 詐欺がはびこる国の意外な特徴
- SF商法とは何か 押し売りからマルチまで犯罪ギリギリ商法の数々
- 承認より強い関与の快感 好きな相手に影響を及ぼしたい
- すでに買った商品のCMを一生懸命見る理由 自分の選択は正しかったと思いたい消費者の一貫性
- 理想と現実の隙間に入り込むセールストーク ナルシストの正体
- 五感を刺激して買い物モードへ誘導する ブライミング(呼び水)効果
- イヤーワーム いやでも耳に入り連想を引き起こす
- 認知負荷 断られにくいデートの誘い方
- 共感させるコツ Iメッセージが相手を感動させる
- SNSの闇 フェイスブックの利用頻度が上がるほど不幸になる
- 男脳、女脳は存在するのか 男女別、年代別のマーケテイングが意味なさない時代
いやー読み応えあります
BINGどうよ?
ちょいと聞いてみます
現代社会において、マーケティングの伝統的なフレームワークでは説明できない現象が数多く存在します。その一端を担うのが、「ブラックマーケティング」です。ネット上での「釣り広告」や「ステマ」、リアル世界での「ホストクラブ狂い」や「後妻ビジネス」、そして根絶されない「振り込め詐欺」といった現象が、なぜ発生するのか、その背景には人々の脳が無意識に「その気」にさせられる心理メカニズムが存在します。
これらの現象に共通しているのは、人間の脳が、特定の刺激によって簡単にだまされる、あるいはハマってしまう傾向にあるという点です。例えば、「残り2点、お早めに」といったフレーズは焦りを煽り、人々の判断力を奪います。また、タイムセールは「できるのにやらなかったことを後悔する」心理を利用し、衝動買いを促します。さらに、出会い系アプリやソーシャルゲームの罠、ギャンブル依存など、人々が熱狂しやすい仕掛けが様々な形で存在します。
本書は、こうした「ブラックマーケティング」の仕組みを解剖し、その対策を提示します。悪徳商法や犯罪スレスレの商法だけでなく、AKB商法のように人々を熱狂させるビジネスモデルに至るまで、幅広い事例を通じて、人の脳がどのようにだまされやすいのか、そして、自らの消費行動をどのように見直すべきかを示唆しています。
このような現象がなぜ起きるのかを理解することは、単に悪徳商法に騙されないためだけではなく、より賢明な消費者としての行動を取るためにも重要です。ブラックマーケティングに対する警戒心を持ち、自分の消費行動を振り返る機会を提供してくれます。