「木」から辿る人類史
森をテーマでPIPEDREAM(短編集)書こうと思って
手に取りました★
海外作者の訳本なのですが
思ったより読み応え満載です
プロローグでイギリスとフランスの対立の中で
「まっすぐの大きな木」をいかにして得ようとしたか
そこから筆者が人類史に思いを馳せる
ここいらが納得しないと
先読んでも腹落ちしません
ヒトの進化と繁栄の秘密に迫る
ヒトの進化と繁栄の秘密を木との触れ合いから
考察していきます
- 木が人類の進化をもたらした
- 木を利用して文明を築く
- 産業化時代に変化した木材との関わり
- 木の重要性と向き合う
こんな構成です
西洋文明は石じゃないの?
って感じですが
大航海時代の船にしろ
第一次世界大戦前の戦闘機にしろ
燃料としての木など
文明との付き合いはずっと続いているのです
緑化運動へのいざない
第3部あたりから森林保護への誘導が
開始されていきます
- 薪や木炭にかわるもの
- 19世紀における木材
- 現代世界における木材
- 森林破壊の影響
- 木との関係を修復する
このようになっています
「現代世界における木材」で英国マンチェスターの例が出ていて
私も住んでいたことがあるので凄く納得できます
文明ではげ山になった後悔
英国には古代の森が
ほぼ残っていません
そのためこういう懺悔というか
後悔の念から
ようく考え行動しよう!って感じですね
東洋でもそういう感じで
韓国などは木がだいぶ伐採されてしまったようです
だから「もののけ姫」など★
海外受けするのでしょうか?