イギリスに学ぶ商店街再生計画
シャッター商店街の再生物語を
拙著動物ビジネスシリーズに入れようと★
調べていました★
商店街なんか紹介している本などもあって★
この本も相当に参考になりました
本のイントロでの英国の民間投資推移
14%(1994年)→35%(2005年)→42%(2011年)
ここいらで
「お?日本と違うぞ」ってなります
まちづくりの秘訣
本の構成は
- イギリス流まちづくりの秘訣
- イギリス都市再生政策の歴史
- 商店街を支える都市計画と財源
- 商店街再生を進める組織づくり
- 差別化による都市再生
- 個性を活かした都市再生
- 日本の商店街再生への道
このような流れです
日本と異なる条件
冒頭のほうで日本と条件が異なることを
述べています
イギリスは街づくりの
土地の利用権が事実上国有化されています
この介入によって
中心市街地の商店街と郊外型大型小売店舗
この異なる2つの形態が
ほどよい競争による共存共栄を図っている
歯抜けにしないルールになっている感じです
イギリスの再生スピリッツと日本の難しさ
1.「まちの魅力」-「交通コスト」=「リピータ度」
2.3つのSの徹底(センチメンタル増大、状況サーベイ、セキュリテイ管理)
この2点が再生スピリッツと挙げています
しかしながら
日本の難しさも出てきています
- 中心市街地は個人所有
- 中心市街地の資本力が弱い
- 規制緩和で大型小売店舗の進出が容易になった
- 数年「豊富な品揃え」に圧倒され商店街は衰退
そこで日本なりの工夫が必要になります
日本への提案
筆者は様々な観点で提案をしています
「まちの魅力」-「交通コスト」=「リピータ度」
これの徹底です
- 商店街の観光地化 (レトロな街並み)
- 個性の差別化キャンペーン(商品に強みを持たせる)
- コスト削減の視点 (LRTや駐車場代金の工夫)
- 再生のための制度 (日本版都市計画、土地の流動化)
また店舗誘致を進めるためにも
「最低家賃水準制度」もしくは「応益家賃制度」を
提案している
これなど活用し筆者のゼミ学生の例を出している
なかなか、現実的ですね