流れが見えてくる宗教史図鑑
宗教のような重いテーマは
図鑑のような分厚い本が多いです ★
ただし逸話や価値観など不変的なものも
多く拙著に参考になります★
今回手に取った本は
親しみやすいイラスト共に
わかりやすく解説してくれています
史跡ガイドまでついています
導入+8章構成
導入にて時系列あわせ
宗教の種別を行っています
ここらで頭の中の整理が少しされます
- 古代文明の宗教
- 仏教
- ユダヤ教
- キリスト教
- イスラーム教
- インドの宗教
- その他地域の宗教
- 日本の宗教の歴史
各省気になる点があり
- 楔形文字で記録された最古の神話
- 異国の神を取り込む多神教
- 仏教の開祖・釈迦の生涯
- 中国で開花した大乗仏教
- ユダヤ人とユダヤ教の「聖書」
- デイアスボラとユダヤ人迫害の歴史
- キリスト教の教えと歴史
- 市民革命とキリスト教の変化
- イスラーム教の基本の教え六信五行
- イスラーム帝国の拡大と十字軍
- ヒンドウー教の礎となったバラモン教
- 民間信仰を中心に成立したヒンドウー教
- 古代中国で生まれた儒教・道教
- 多数の宗教が共存している東南アジア
- 神話に書かれた日本の誕生
- 末法思想の起こりと浄土教
教えてChatGPT
ちょっとキーワード入れて聞いてみます
導入部:時系列が明確でわかりやすい
この図鑑は導入部でさっそく素晴らしい仕事をしています。各宗教が時系列に沿って紹介されているので、ここらで頭の中の整理が少しされます。宗教がいつ、どのように進化してきたのかがひと目でわかるので、非常に有用です。
宗教の種類:多角的な視点
古代文明の宗教: 楔形文字で記録された最古の神話から始まります。
仏教: 釈迦の生涯、そして中国で開花した大乗仏教について詳細に。
ユダヤ教: ユダヤ人とユダヤ教の「聖書」、デイアスボラとユダヤ人迫害の歴史。
キリスト教: 教えと歴史、さらに市民革命との関係。
イスラーム教: 基本の教え六信五行から、イスラーム帝国の拡大と十字軍まで。
インドの宗教: バラモン教からヒンドゥー教へ。
その他地域の宗教: 東南アジアなど、多数の宗教が共存している地域。
日本の宗教: 神話に書かれた日本の誕生から、末法思想と浄土教に至るまで。
各章の気になる点:深掘りされたテーマ
この図鑑が特に優れている点は、各宗教や時代について一歩進んで解説しているところです。
たとえば、「異国の神を取り込む多神教」についての説明は、宗教の柔軟性と拡張性について考えさせられます。
仏教では、釈迦の生涯だけでなく、中国で開花した大乗仏教についても解説されています。
キリスト教の章では、市民革命との関係が取り上げられており、歴史的背景と信仰の変遷が紐解かれています。
総評:読みやすさと深みを兼ね備えた一冊
結局、この「宗教史図鑑」は、宗教の全体像を網羅しながらも、各宗教や文化が抱える独自のテーマ性に深く踏み込んでいます。各章に気になる点があり、一読しただけで多くの洞察に到達できるでしょう。
何度でも手に取りたくなる一冊です。