貨幣進化論
シニアライフとお金の付き合いは
熟考が必要ということで今までも調べたりしました★
なんか「進化論」という言葉にひかれて
手に取りました
最近はそうやって得た知識で
異世界転生ものでも書こうかとさえ思っています
4章構成
本書は4章構成です
- パンの木の島の物語
- 金本位制への旅
- 私たちの時代
- 貨幣はどこへ行く
各章のトピックスは
- 腐ってしまうパンに実を蓄える方法
- 貨幣の誕生
- 最後の日の貨幣価値
- 利子は罪悪か
- 金貨から銀行券へ
- 金融政策が始まる
- 戦争の時代
- 金本位の舞台裏
- ブレストウッズの世界
- 漂わなかった貨幣
- 統合のベクトルと離散のベクトル
- 貨幣はどこに行く
ここで導入の仮想世界
「パンの木の島の物語」というのが
秀逸です
貨幣の誕生に関してたとえ話を織り交ぜ
シェル家という架空の王家が
貝殻貨幣をつくり国債を発行し
経済を回していきますが
外部より船が来訪し彼らの品物が魅力的で
彼らの貨幣を使うことを決意します
そこで貝殻貨幣を解体し王家をやめると言い出します
その猶予は1年間……納税と国債回収のカラクリで
なんとか乗り切るのです
そうして王家は一般人となりました
なにか魅力的な導入です
「お金」正しく機能しているのか
筆者は問います
格差と貧困、通貨危機、バブル、デフレ、そしてハイパーインフレ
右肩上がりの席帖前提のシステムは是か?
その2へ行きます