要求を仕様化する技術 表現する技術
拙著シリースで★
仕様書にまつわる揉め事を書こうかと思い手に取りました
こんなはずではなかった
購入仕様書に無い機能とか
他社向けオプションとか
仕様違いのトラブルって多いですから
本書は要求を仕様化することに
興味があるエンジニアが手に取る本です
本書の構成
筆者、清水吉男氏は★
30年以上ソフトウエアなどの開発に従事されていた方で
関連する書物もアマゾン検索でたくさん出てきます
本書は3部15章の構成です
- 要求仕様の問題 仕様漏れ、解釈違い、矛盾、テスト不足、市場と違う
- なぜ仕様トラブル 要求が表現されてない、ドメイン知識なし、どこに何書いてある?
- 要求仕様は不要? テスト仕様で代われる?仕様化しない方が儲かる?
- 仕様化の効果 変更率減少、不用意な試作減少、トータル工数減少
- 要件開発の重要性 作るための文章の利点
- 要求を書く 範囲の明確化、理由の具体性、もれ防止
- 要求の階層化テクニック 分割、時系列、構成、状態、共通
- 要求を仕様化 範囲の限定、あいまい表現の削除
- EXCELLによる仕様化
- 派生開発 部分理解、ソースの変更は変更しようとして記述
- 画面仕様書 重複避ける
- ヒヤリング時の注意 目的を明確化、いわれたことをメモしただけではだめ
- 要件管理 レビューの実施
- 出来栄えを測る 私的件数とバグ件数の関係
- 仕様化技術の応用 リスク管理への応用
論理破綻しないために
本書は論理破綻しないように
多面的に構築するように追及しています
好評なのか第2版も出ています
業界にいなかったので用語が
イマイチピンときません
法律の時も感じましたが
やはり専門職は知識量が異なりますね★
用語解説など入れてもらうと
理解が進みやすいです