ムハンマドのことば ハデイース
作家として権威付けするために
安直に宗教の名言とかないか★
手に取ってみました★
感想は
さすが世界の3大宗教
読み解くのがたいへんです
ちなみに
「ムハンマドのことば」=「ハデイース」らしいです
まえがき+3パート構成
翻訳者のまえがきが筆者には
よみやすいところでした
そもそもイスラムのことわかっているようで
わかってないのでここは助かります
で本文
- ムハンマドの生涯と時代
- マデイーナの暮らしと社会
- イスラームの教え
ムハンマドの啓示を受けるシーンで
天使がムハンマドを締め上げる描写があります
しばらく彼は怯え逃げ惑うのですが
啓示が繰り返され
預言者として40歳から活動を開始するのです
申し訳ないですが
読み物としては相当読みづらいです
マンガ読む程度の読解力では途中で挫折します
まいった
AI知っている?
イスラームにおいて、預言者ムハンマドの言葉や行動を記録した「ハディース」は、クルアーン(聖典)に次ぐ重要な指針とされています。ハディースは、宗教的教えのみならず、倫理や日常生活に関する具体的な規範を示しています。また、ムハンマドが啓示を受けた場面やその緊張感までが詳細に伝えられています。
具体的には、食事や服装の習慣、倫理的行動の指針、礼拝や断食などの宗教儀礼の実践方法が示されています。特に有名なハディース「行いは意図による」は、全ての行為はその意図次第で価値が決まるというイスラームの倫理的基盤を示すものです。
ムハンマドの生涯自体がハディースにより伝えられており、その内容は現代のイスラーム教徒の生活や信仰に大きな影響を与え続けています。
詳しくはこちらのページをご参照ください:
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岩波書店『ムハンマド』紹介ページ:https://www.iwanami.co.jp/book/b482326.html
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立命館大学論文:https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/assets/file/200630_32.pdf
イスラームにおけるムハンマドとハディース
① ムハンマドの位置づけ
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イスラームの創始者であり、最後の預言者。
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神(アッラー)からの啓示をクルアーンとして受け取る。
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生涯を通じて宗教的・社会的変革をもたらし、イスラーム共同体を形成。
② ハディースとは
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ムハンマドの言葉、行動、承認などを記録した伝承。
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クルアーンに次ぐ重要な宗教的典拠であり、具体的な日常生活や礼拝の指針を提供。
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「行いは意図による」というハディースが特に有名で、意図(ニーヤ)の重要性を強調。
③ ハディースの具体的な内容
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宗教的指導(礼拝方法、断食、巡礼など)
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日常生活のマナー(食事法、服装、髭の手入れ、香水の使用など)
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倫理的・道徳的な教え(誠実さ、公正さなど)
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ムハンマド自身の生涯、家族や弟子たちとの交流に関する記録。
④ クルアーンとの違い
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クルアーンは神の直接の言葉とされ、絶対的権威を持つ。
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ハディースはムハンマドの言行を伝え、クルアーンを具体的に補完する役割を担う。
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ハディースの信憑性は「伝承経路(イスナード)」によって吟味され、「真正」「良好」「脆弱」などに分類される。
⑤ ムハンマドの生涯における主要な出来事
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570年頃:メッカに誕生、孤児として育つ。
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610年頃:ヒラー山で天使ガブリエルから最初の啓示を受ける。
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622年:迫害を逃れメッカからメディナへ移住(ヒジュラ)。これがイスラーム暦の起点となる。
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630年:メッカを征服し、多神教の偶像を破壊。
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632年:メディナで没。
⑥ 現代への影響
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ハディースはイスラーム法(シャリーア)の基礎として、倫理的・法的な判断基準に活用される。
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ムスリムの生活様式や行動規範に深く根付いている。